「大きな仕事をしたい」
そう思ったこと、一度ならあるのではないでしょうか。
写真家の私なら、「人の心を猛烈に惹きつけるような世界に出るような作品をつくりたい」と思うことがあります。
私の尊敬する写真家に、長瀬正太さんという方がいます。
群馬在住の、素晴らしい風景写真を撮ることで有名な写真家さんです。
2014 ウズベキスタン国際フォトフェスティバル
2019 アルメニア国際フォトフェスティバル
海外のフォトフェスティバル審査員もされている凄い方です。
”誰もが目にしているのだけど、まだ誰も目にしたことのないもの” そんな人間の想像力の外側からくるものを撮り、世界中の人々とその衝撃を共有し感動させたい。
そういう思いで活動されているそうです。
先日、オンラインで写真の勉強会に参加した際、長瀬さんからお話をお聞きする機会がありました。
「気に入った場所があれば、通い詰める。自宅から1時間以内の距離にお気に入りのスポットがあり、12年同じ場所に通い詰めている」そうです。
「同じ場所でも、どうやったら新しいものを生み出すことができるか。日々そこで練習になっている。」
同じ場所なら、撮る構図も、ベストな構図も既に撮り尽くしてしまって、撮るものもないのではないか? そんなに同じ場所に通ってどうするんだ…と思ってしまっていた私は、まだまだ未熟だなと思いました。
「行ったことのない場所で風景と向き合う際、日々練習していたことが生きてくる。
むしろ、日々の練習でできていないことは、どんな素晴らしい場所に行っても発揮はできない。」
この言葉、真理。
どんな大きなことを為してきている人も、最初からそれが出来た訳ではない。
日々小さいことから。
日々継続し、それが積み重ねられ、大きなことを成すこともできる。
まずは今日一日、そして明日も「今日一日」という実践の日々を積み重ねが大事なのだと強く思う。
長瀬さんのHPはこちらから↓
Facebookコメント