助産師フォトグラファーのSaoriです。
新型コロナウイルスにより、世の中の状況も変わり、厚生労働省からも「新しい生活様式」が公表されました。
写真を生業としている人たちにとっても、働き方を変えざるを得ない時代がやってくるなと感じます。
これをピンチととるか、新しく進化するためのチャンスと取るか。
そんな中、モデル業界や写真家業界では、新しい試みが始まっています。
外出自粛中のモデルたちが「自宅で撮影した」画期的な新作ルックが公開
ZARA、外出自粛中のモデルたちが「自宅で撮影した」画期的な新作ルックが公開(2020.04.09 フロントフロウ編集部記事より)
スペイン発の人気ファッションブランド、ZARA(ザラ)が外出自粛中のモデルたちが自宅で撮影したキャンペーンを公開。
どの写真も、自宅でモデル自身が撮影したもの。
自宅でセルフで撮影したとは思えない!プロのモデルさんって、本当にすごいなと思います。
ロックダウンの中、撮影もままならない。その中で、このような取り組みは、とても画期的です。
離れていても撮影できる!リモート撮影という挑戦
写真家にとって、写真は「仕事」でもあり、「自分を表現するツール」でもあると私は思います。
自粛中の今でも、自由に撮ることができない今だからこそ余計に、写真を撮りたい、創造したい、表現をしたい、という思いが強くなっているのを感じます。
これからの時代、写真家としてどう生きていくのか。
“ソーシャルディスタンス”、“蜜”を避け、「安全」に撮影をするための方法。
そんな方法に挑戦されている写真家さんを紹介させて頂きます。
写真家・蜷川実香さんがZoomで「リモート撮影」
この動画は、写真家の蜷川実香さんが、モデルの玉城ティナさんとZoomを使用した「リモート撮影」をした様子をUPしてくださったものです。
・撮影者もモデルもお互い自宅で。
・必要なものは、Zoomに使用するスマホまたはタブレットPCのみ。
撮影者の蜷川さんが指示を出し、Zoom越しでポーズをとったモデルをスクリーンショットで収めていくというもの。
撮影した写真の人物部分を切り抜き、Photoshopで他の画像と合わせ、作品を作り上げています。
これはモデルの池田エライザさんを撮影したもの。
斎藤工さんとのZoomリモート撮影もされています!
蜷川さんの作品は、色鮮やかなものが多いですが、このモノトーンの写真もとても素敵です。
写真家・高橋伸哉さんによるリモート撮影
自粛による、夏を先取りリモート撮影。 pic.twitter.com/DGZNR3xdWL
— shinya takahashi (@_st_1972) May 10, 2020
写真家・高橋伸哉さんのTwitterに挙げられた、Zoomによるリモート撮影写真です。
リモート撮影で、こんなに素敵に撮れるって、この方は天才なんじゃないか…!
高橋伸哉さんは、人物をこの上なく素敵に撮影する写真家さんとして、私が大好きな方の1人です。
高橋伸哉さんのHPはこちら→ www.shinya1972.com/
対面で撮影するのと同じく、むしろ対面でないからこそ、それ以上にオンライン上でも、モデルさんに対する「声かけ」「構図」「編集技術」などの撮影技術が必要!
自宅にいても、写真家としての技術を磨くことはできる。
可能性は無限大!
出来ないことを探すより、今ある状況の中から、何ができるかを探し、作り上げていく。
限られた中だからこそ、今ある中から生み出されるものもある。
写真家・表現者として、今のこの状況は、新しい時代に向けてさらに自分自身を進化させる時ではないかと思います。
ある意味、with/afterコロナの時代となっていくこれから、自分がどこまで進化できているか、想像するとワクワクもします。
“今”を楽しみつつ、挑戦していきましょう!
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