最近、ハマった漫画がある。
漫画のタイトルは『女帝』。
『女帝』(じょてい)は、倉科遼原作、和気一作作画による漫画で、人気ゆえにドラマ化もされている。
実はドラマも漫画も見たことがなかったのだが、ネット上で漫画が無料配信されているのが目に入り、気になって読み始めてみた。
結果、ハマりすぎて、全巻24巻を一気読みしてしまった。
『女帝』おそるべし…
『女帝』を読む中で、自分の足で立ち、生きていく力をつけるために必要なこと、大事な心得がたくさん見えてきた。
漫画『女帝』とは
漫画『女帝』とは、主人公・立花彩香がホステスとして様々な修羅場をくぐりぬけながら成長し、後に「銀座の女帝」と呼ばれるようになるまでの半生を描いた物語。
物語の概要
“主人公・立花彩香は、熊本で母・麻里子と母一人子一人の貧しい暮らしをしながら、麻里子が営むスナック「火の国」を学業の傍ら手伝っていた。高校では成績優秀で、副生徒会長をするくらいだったが、病に倒れた母のため、高校を中退し、母の店を継ぐことを決意。しかし、不祥事の濡れ技を着せられ、そして母も病で命を落としてしまう。
天涯孤独となるが、自分たちの人生を金と権力を振りかざして踏みにじった人々を見返すため、女を武器に男たちの上に君臨する女帝になることを決意し、単身大阪に出る。
ミナミのクラブ「エレガンス」のホステスになり、そこで知り合った「ミナミの妖怪」と呼ばれる実業家・美濃村に見出され、女帝への一歩を踏み出す。さらに女帝への道を歩むため、ミナミの妖怪・美濃村の勧めで上京。銀座でクラブ「アマン」を経て、クラブ「佐和」のNo.1ホステスとなる。そして数々の試練を乗り越え、大阪時代から女帝への道を支えてきた人々の後押しもあり、ついに念願だった自分の店・クラブ「彩香」を開店させてママとなる。
その後年を取ったホステスがリタイアした後の生活に役立つようにと、小料理屋「立花」を作り、伊豆の老舗旅館を買い取り仲居として働かせる・介護も同時にできるプランを考え作り上げた。(Wikipedia参照)”
最終的に、彩香は名実ともに、銀座の女帝・フィクサーと呼ばれる女となった。
この主人公には、実際にモデルがいるというのが、また驚きである。今も生まれ故郷の熊本で実業家として活躍されているとのことだ。
ここまでサラッと書いてしまったが、彩香が女帝・影のフィクサーとなるための道のりは、並大抵のものではなかった。
強運の星のもとに生まれている、そう思わせられるが、それ以上に主人公・彩香の人一倍の努力がそれを味方につけていると思われる。
明確なビジョンを持つ大切さ
銀座のクラブ「佐和」でNo.1ホステスとして働き始めた彩香。その中の一つの出会いを挙げてみる。
BAR「グラント」での“銀座の主”との出会い
とあることで落ち込んでいた彩香のもとに現れたクラブ「佐和」の黒服<水商売で働く男性スタッフ>進藤は、気分転換に彩香を連れ出す。
そして夜になって案内されたBAR「グラント」。ここで、“銀座の主”と言われる初老のマスターと出逢う。
「夢をね…夢をお持ちなさい」
「ただのクラブのママになるだけじゃなくて、こういう店にしたいとか、チェーン店で店舗展開したいとか…」
「そういう風に夢を描かないと なかなか力は生まれないもんですよ」
「伝説の女達は皆 “目的” や “夢” がハッキリしてましたからね…」
銀座一の女帝になる、そう頑張ってきた彩香ですが、夢や目標は曖昧でした。
「これからもっと 自分の明確なビジョンを持つようにします…!」
マスターの言葉に、彩香は“女帝”を目指す者としての気迫を取り戻します。
人生は旅と同じ。
向かう場所が分からなければ、どんな方法でどのように進んでいったらよいかも分かりません。
『引き寄せの法則』というものがあるように、思い描くものが具体的であればあるほど、やってくるものも具体的になってやってくる。
ハッキリした夢や目標がなかったとしても、日々の生活の中から、“手に入れたいもの”や“ありたい自分”を具体的に思い描く練習をしてみるとよいかもしれませんね。
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