インフルエンザが大流行しています。
薬局でも半日で20名の患者さんがやってきたこともあります。
またインフルエンザでも発熱しないことが多くなりひそかにウイルスは蔓延している模様
そんな中ヒット商品となった「クレベリン」について本日は検証してみましょう。
クレベリンとは?
大手メーカー大幸薬品が開発したウイルスカットの商品。
クレベリン
主成分は二酸化塩素というガスで、作用についてはHPにも書かれていますが
菌やウイルスを作っている膜であるたんぱく質を壊してしまうことで効果を得るというものです。
よく私たちが殺菌で使うものに「次亜塩素酸」というものがありますが、これと構造式が違うので臭いもさほどではないといわれています。
しかし・・・
この二酸化塩素。本当に日常的に使ってもいいものなのでしょうか??
二酸化塩素、実は塩素よりも危険!?
塩素ガスは第一次世界大戦では猛毒として用いられました。
ラットでの実験のおいて、半致死量(致死量の数値として示すもので、投与することで半分の動物が死んでしまう量)は
塩素ガスでは146ppmに対して二酸化塩素は32ppm。
明らかに二酸化塩素の方が危険であることがわかります。
また、クレベリンの特徴である「たんぱく質不活性化」は細菌やウイルスの細胞だけでなく人の体もたんぱく質でできていることを考えると。
微量に漂う分子を吸うことで人の体内にも入ることになるのです。
実際この商品で吐き気や目の痛みなどを訴える方もいらっしゃるそうですが。
それは体内でのたんぱく質変性が起こっていることも考えられるのではないでしょうか?
他にも空気中の細菌への過剰な除菌がいかに恐ろしいか・・を以下に書いてみましょう。
空気中に存在する細菌やウイルスの多くは無害
細菌、ウイルスと聞くと。
「病気の原因」になるというイメージが大きいかもしれません。
しかし、世の中に存在するこれらの微生物のほとんどは人間と共存して生きています。
私たち人間にも皮膚常在菌や腸内細菌をはじめ、口内にも細菌は存在し普段はお互い助け合って生きています。
同じように空気中の微生物たちも地球に存在する様々な生物との共存をすることが出来ているのです。
また、こうした共存の微生物のおかげで私たちの免疫機能は鍛えられています。
免疫は微生物による攻撃により強化され、私たちの体はそれによって免疫能を強化し
日々ストレスにも耐えられるようになっているのです。
でも除菌された環境の中に居続けると、こうした免疫能は落ちていきストレスに対応できない人間になってしまう可能性が高くなります。
ウイルスも同様。
そうなると空気中の無害な微生物まで殺してしまうような二酸化塩素は果たして使用する価値があるのか?ということになります。
そしてそれらを吸い込むことの危険性も私たちには考える必要があるのかもしれません。
おすすめは香りの抗菌
香りを売る女として。
こうした微生物に適度に対応するために香りをおすすめしています。
アロマで使う「精油」の多くには抗菌や抗ウイルスという力を持ち、細菌性の疾患やウイルス性の疾患にはとても良く使われてきます。
植物から作り出す成分ですので、分解も早く以上に除菌ということはしないので優しく免疫を上げながら体を守ってくれることが多いです。
合成の分子で除菌より天然の香りでの抗菌。
優しくふわっと香るので女性らしさもアップさせながらのウイルス・細菌対策ができます。
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